明治天皇の休息に利用されたことを顕す碑です。
1873年(明治6年)8月30日、明治天皇と皇后のお二人が東海道を通られる時、ここに立ち寄って休息されました。
天皇は22歳、皇后は24歳とのことです。
1878年(明治11年)11月8日には再度、天皇が立ち寄られたそうです。
この碑は、1940年(昭和15年)の皇紀2600年の記念に、建立されたと記されています。
案内の中では、この碑のあるホテルサンライフガーデンの敷地は、平塚市の文化史や経済史において特筆される存在であると紹介されています。
公所村出身の杉山久五郎とその子息・泰助は、薬種商で財を成し、石油と砂糖の大問屋となって大成功を収めました。
そしてここに、石垣を巡らした豪壮な家屋を建築して、「石垣」と呼ばれていたそうです。
1882年(明治15年)7月には、神奈川県の中央地域における最初の銀行として、株式会社江陽銀行を邸内に開業しました。
頭取は、杉山泰助であったと紹介されています。
【明治天皇馬入御小休所趾】
平塚市榎木町9-41(ホテルサンライフガーデン内)